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Adachinですっ。

今回はロードバランサー(ipvsadm)の運営は経験あったんですが構築はそういえばないな〜と。KVMを使って検証したので、構築方法をブログします。
もちろんOSは

CentOS Linux release 7.2.1511 (Core)

になります。

そもそも今回はDSRで構築するため、非常にレガシーな技術ですがやってみたいと思います。最近はhaproxy(NAT)が定番で、AWSのELBにも採用されてます。

・関連記事

[Keepalived][ipvsadm]ロードバランサーから切り離したり戻したりする方法


■構成図

一旦LVSは一台の構成でやります。(後にKeepalivedの設定するので)

lvs01

※環境によって違うと思いますので、よしなに理解していきましょう。
ちなみにKVMなのでホストサーバにボンディングの設定をしています。(仮想ポート)


■やりたいこと

1.test01からtest02(172.19.10.63)をcurlで叩くとtest-03,04(WEB01,02)が表示できているか

→ロードバランシングの確認

2.test03,04(WEB01,02)からtest01(172.19.10.21)にcurlで叩くと表示ができているか

→NATの確認

まずは上記の設定からやってみましょう。
これができたらVIPやらKeepalivedの設定をして冗長化します。(ロードバランシングが落ちても大丈夫!!)

※こちらは次回のブログでお会いしましょう


■test03,04(WEB01,02)eth1の設定(ネットワーク)

まずはWEBサーバ2台ローカルIPの設定をします。(ネットワーク帯を分けます)

WEBサーバはnginxなりapacheで構築してください(割愛)

・eth1

よしなに

・eth0

基本eth0は無効化にします。これによりsshが繋がらなくなるので、
LVSからipvsadmでsshのポートを適当に開放しないといけません。


■test01にipvsadmのインストール

・test01のeth0に対してweb03,04(eth1)をipvsadmに追加する

・先ほど上記であげたsshも設定します

・sshログイン

変わるので焦らないように

・確認

これでロードバランシングされます。

・curlで叩けるか確認

ちゃんと分散されてる


■まとめ

これで外から中の確認ができたので、中から外の設定(NAT)をしていきましょう。やっぱりネットワークの設定でハマった汗

参考:https://www.server-world.info/query?os=CentOS_7&p=lvs

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adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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