MENTAアドベントカレンダーの23日目の記事となります。

皆さんはじめまして、ランサーズでSREをしています安達(@adachin0817)と申します。私をまったく知らないという方はポートフォリオ等見てもらえばと思います。また、MENTAでマーケ担当している小村くん(@guchoku_maehe) もアドベントカレンダー書いているのでぜひ見てやってください。

実は「MENTA」はランサーズのサービス(1年目)でもありますが、グループジョインする前は副業でβ版をリリースされてから初期のメンターとして利用していたのと、自分がインフラ/サーバー周りを保守していました。なので正社員として働いている会社がまさか副業で利用していたサービスをグループ化するという体験は私にとって一つの思い出と言いますか、偶然にも奇跡的過ぎて非常に感慨深い経験をさせてもらっています。

ランサーズによるグループ化から1年。組織の目線で振り返るMENTAの変化

  • 去年グループジョインパーティーより

  • 開発部/MENTA事業部

MENTA代表の入江さんとは3年以上お仕事の付き合いもあり、グループジョイン後も引き続きインフラを担当して、無事短期間でさくらのクラウドからAWSへ移行も完了しました。その時の様子はエンジニアブログを書いていますので参考にしてみてください。

https://menta.work/plan/442

さてようやく本題に入りますが、MENTAでついに累計200人の駆け出しエンジニアをフォローさせていただき、約数十人以上転職成功することもできました。そしてお陰様でTOPメンターとして継続することができております。今回は自分がなぜメンタリングを率先してやっているのか、軽く振り返っていきたいと思います。


なぜメンタリングをしているのか?

私は昔からパソコンを触るのが好きで、大学時代は情報系を学んでひたすらサーバーと遊んでいました。2013年新卒/当時23歳として現場に入り、かれこれエンジニアとしては来年で9年目を迎えます。様々な会社を見ていく中で、大手企業はともかく、当時はちょうど多数のベンチャー企業が立ち上がるに連れて、クラウドの普及とIT企業が盛り上がるカオスな時代でもありました。また、教育に関して手厚くサポートされていない/教育制度がない現場が多く新人が入社してもなかなかフォローできない/OJTだったとしても放置されてしまうといった部分が多数見受けられました。理由としては未経験者を雇うというのはそれなりにフォローしなければならなく、工数もかかりますし、伸びしろがなければ会社にとってはリスクが生じるからです。また今も変わらずエンジニア不足でもありました。

特にベンチャー企業は未経験をフォローするにはほぼ0に近いですし、即戦力を求められます。なので未経験でエンジニアを目指すというのはかなり敷居が高いのと内定をもらえることは凄いことなのです。なので、よくある「Youもエンジニアになればすぐ稼げるぜ!」なーんてSNS等で見受けられますが、そんな美味い話ありえません。稼げるようになるためにはそれなりの技術力と経験に伴う実績が豊富な方のみとなります。ということをまずは認識しましょう。

ちなみに私が1年目の頃、チームの先輩に真顔で「君はエンジニアリングのセンスがない」「エンジニア向いてないからインフラ任せられない」とズバッと言われたことがありました。その時の気持ちはあまりにも衝撃的過ぎて、自信がなくなるのと同時に「真面目に仕事変えよう…」と精神的苦痛で路頭に迷うこともありました。今となっては大変ご迷惑をかけましたし、技術力が低かったのと社会人としても未熟者だったと思い出します。

ですが、私は技術を触るのがどうしても諦められず、徹夜もして今のブログで勉強したことをアウトプットするように習慣付けました。しかし、仕事に必死で食らいついてるけども、相手がフォローNGと判断してしまうということは単純にコミュニケーション力と信頼がなかったのではと感じました。お互いに歩み寄れなかったのと現場が戦場の用に多忙であったということが積み重なったからという理由だと思います。相性の問題もありますが、私には色々と合わないといったことが残念で、胸くそ悪かったですね。

やはり教育というのは何年経っても課題があります。また社会に出て、大半の悩みは「人間関係」です。他の会社でもメンバーの陰口なども平気で言う方もいますし、そんなチームではやりたくないという希望もありました。そこで、自分みたいな経験はしてほしくないという気持ちが大きく、新卒やこれからエンジニアになる人に向けて少しでも手厚くフォローしてあげたい現場でうまくやってほしい、こんな環境は二度と作らせないという気持ちでいっぱいになりました。現職では新卒へのコミュニケーションや飲みやらで頻繁に取っているので、楽しく仕事ができる環境を作り上げていきました。

そしてMENTAに出会ったわけです。現時点では未経験エンジニアでもスクールなど、インターネットを利用していれば簡単に探すことができます。MENTAのメリットとしては現場レベルの技術を学べて、実際エンジニアとして働くってどうなんだろうか..など不安要素を取り除けるのが良い点だと感じます。昔はそんなものありませんでしたし、インターンでアルバイトしながら経験できる会社もほとんどなかったですね…今の駆け出しエンジニア達は羨ましい限りです。


メンタリングで大切にしていること

メンタリングよりも前に「理想のエンジニア」とはどういうのを思い浮かぶでしょうか。私が思うのは仕事が忙しくても、面倒見が良くて人当たりも良い、謙虚であることなのではと思います。まずは手厚く技術をフォローし、できてないところはとことん指摘して、お互いにいいところを褒め合い長所と短所を知り尽くしている関係性を作ることが大切だと思います。他にもコミュニケーションをしていく中でこの人面白いと思わせて、なるべく気を遣わない関係でいたいです。面白くて技術力が高いエンジニアは貴重価値髙いですからね。

私のメンタリングはよく厳しいと言われることが多いですが、自分はストイックなのでこれはどうしようもないなと(笑) 。ですが、厳しいというのはエンジニアとしての姿勢/心構えを指摘しているので、厳しいと感じてしまった場合は愛情もあるんだよと気づいてほしいです。

  • メンティー側が大切にしてほしいこと

逆にメンティー側で大切にしてほしいこととは具体的に何でしょうか。スバリ言ってしまうと、「素直であること」、「言われたことをちゃんとやること」、「信頼を勝ち取ること」、「やりきること」、「相手をリスペクトすること」だと私は思います。このベースを元に技術で解決するのがエンジニアです。メンター側のサポートはかなり労力を奪われて大変ということもありますので、これらを意識してみることが大切です。1on1で指摘されるということは今まで自分がどう振る舞って来たのかなど改善することがたくさんあるのではないかと思います。うまくいかない場合は改めて振り返ってみましょう。

結果的にメンタリングは厳しいだけで面倒見が悪いエンジニアはフォローされる側にとっては悪影響です。人によって伸びしろというのは変わるので、メンティー側がうまくパフォーマンスが出せないのはメンター側も責任がありますエンジニアは技術だけではないということを身に沁みてください。自分も今までフォローしていたけど「そうかも…」と感じる方はぜひ改善するように努めてください。ただの威圧に過ぎません。


累計200人をフォローしてみて

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そして手厚くフォローし続けた結果、MENTAでのレビューは温かいお言葉をたくさん頂くことができました。こちらこそ至らない部分もあったと思いますし、メンティーさんからもたくさんの気づきを得ています。少しでもエンジニアとして意識してほしいこと技術者とはどうあるべき姿なのかそのベースを元に何のために技術を学ぶのか、など全体的にアプローチできてよかった!と感じております。

無事卒業されて、転職成功した方はその意志を引き継いで現場で活用してください。そして技術力が高く、面白いエンジニアにぜひ自ら探して出会ってみてください。私の社内にいるエンジニアはみんなずば抜けて面白いのと技術力が高いエンジニアがいる環境ですが、業界で活躍されているエンジニアがわからないという方は、以下DBスペシャリストであるそーだい先生を認知してきましょう!(突然過ぎる) キャリアについては特に熱く語っているので非常に参考になると思います。毎回そーだいさんのお言葉は心に残りますね。

何かを学ぶことに「今更遅い」、なんてない。


まとめ

200人を達成したので何かご褒美を!と言いたいところですが、本業で実績を出しながらもMENTAでたくさんの駆け出しエンジニアさんをフォローすることができて、感無量です。個人的には一人のエンジニアとしてまだまだですし、日々精進しております。また、副業で会社のサービスにも貢献することができて光栄です。そしてこの長文な記事を見ていただきありがとうございました。エモくて申し訳ありません。(エモいブログ久しぶりに書いたな..)

もし私のメンタリングやインフラ/サーバー周りを勉強したい、1on1して欲しいという方がいらっしゃったら、ぜひ以下MENTAからメッセージしてみてください。教材や動画での学習には限界があります。それとは違って私が経験した現場レベルの技術を丸ごとフォローしますので、スキルのレベルが圧倒的に飛躍した..!ときっと感じると思います。

技術力、人間力を向上してしっかりとキャリアを決めて、私たちと技術とアイディアで未来を作ろう!お待ちしております!

https://menta.work/plan/442



adachin

1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTA/TechBullで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティマネージャーとして立ち上げと運営をしている。また、過去「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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