Pocket

今回はECS/FargateRailsログCloudWatch Logsに出力したい場合もろもろハマったので、ブログしたいと思います。まず前提として環境は以下となります。


■Environment

  • unicornはrootユーザーで動作
  • NginxやunicornはSupervisorで動作
  • /var/log/nginx/access.log,error.log
  • unicorn.stdout.log
  • アプリケーションログ(stg.log)
  • CloudWatch Logsに出力

まずはNginxのログをSupervisorを使って標準出力してみます。


■Dockerfile/Supervisor

  • Dockerfile

  •  /etc/supervisor/conf.d/app.conf

command=/usr/sbin/nginx -g "daemon off;" ですが、Dockerはプロセスがフォアグラウンドで動いていないとコンテナが落ちるので、通常Nginxはデフォでデーモンで動作し、バックグラウンド実行になるのでコンテナが終了します。なので、 daemon off でフォアグラウンドで実行するようにしています。

ちなみにRailsのアプリですが、特定のユーザの場合だと、シンボリックリンクを貼り、 /usr/bin/supervisord を手動で実行すると以下のように権限エラーになります。

そうなってしまいますとアプリケーションのログが標準出力できないので、プログラミング言語が用意している標準出力用streamへ向けてログを吐くようにすればOKです。


■Logger

  •  config/stg_unicorn.rb

  • config/environments/stg.rb


■Run supervisord

これでNginxのログ、unicornログ、アプリケーションのログ(DEBUG)3つがSupervisor実行時に標準出力されるようになったので、あとはCloudWatch Logsで出力されていればOK。

  • CloudWatch Logs


■まとめ

ECSだとSSHができないので、デバッグがし難い!!(知見が少ないだけ)コンテナでのログベストプラクティスはもっと勉強せねば!

Pocket

カテゴリー: AWSDocker

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

0件のコメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください