はじめに

2025年6月26日に開催されたAWS Summit Japanで、今回初めて登壇する機会をいただいた。きっかけは、現在所属しているファインディでサポートしていただいているAWSのSAと営業の方から声をかけてもらった。AWS Summitへの参加自体も超久しぶりで、何年ぶりだったのか全く思い出せないほど。早速感想をまとめていきたいと思う。

会場

https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Summit-Japan-2025-EXPO-Guide.pdf

スポンサーの数がエラく多いのと、幕張メッセはむちゃくちゃ歩き回るので、皆さんジムに行って鍛えてからいきましょう。そして、ブース巡りでたくさんのグッズをもらうため、持ち物はなるべく少なくしていくことをオススメする。 まず、エリアがたくさんある中で、一番目立っていたのはホンダのAFEELA 1だった。それと、今回はSecurityとAIのテーマが多かったように見える。

そして Startup CentralではLayerX ブースがあるということで、友達の@taddy_919 と @m_on_yuに会いに行った。来年はファインディもブースを出したいぞ!と気合入れたいところ。

次にAWSデータセンターの模型を発見した。左にはVRで実際のデータセンター内を体験できるとかで、むちゃくちゃ並んでいたので、断念してラックを見ていた。確かAWSの仮想環境はXenだったような気がしていて(ちなみに現在はNitro HypervisorのKVMをベースにしてるみたい)、久しぶりにオンプレをやりたくなった。配線の丁寧さはプロを感じる。

そして、TechBull卒業生@ayaka_t_1005がサーバーワークスに所属しているため、ブースでは営業の@mnakajima18さんを発見。他にもXでバズってた、ちいかわのインフラアーキテクチャについて除いてみると、エンジニア@y_uucuさん仲良くなり、アプリボットさんの昔話で盛り上がった。

登壇前

登壇前は講演者控室が用意されている。なんだか芸能人のような扱いを感じた。12:40から開始だったので、スライドの最終チェックを行った。文言等、間違っていたことに気づき、危機感を感じたが、運営チームに修正しても大丈夫ですよ!と言ってくれたので助かった。控室で待っていると、我らSREチームが応援しに来た。ここで緊張が一気にヒートアップし始めた。

登壇開始まで残り数分

セッション会場に向かうと関係者用の椅子が用意されていた。見てもらえば分かるが、「Reserved Chair」と書いており、インスタンスじゃなくて椅子!!遊び心が伺える。ファインディメンバーとTechBullメンバー、そして参加者人数が500名くらい集まり、一気に緊張はMAXに達していた。よく緊張しない方法として、観客は「ジャガイモと思えばいい」と一般的に言われているが、人数が多くてそれどころじゃないと感じた。

そして始まる

ファインディに入社してから、AWSのセキュリティログを一元管理し、可視化・分析できないかと技術的なチャレンジを続けてきた。AWSの方にAmazon Security Lakeを教えていただき、実装から運用までのベストプラクティスを模索してきた。

特に大変だったのが、短期間で実装したAmazon BedrockとGoを使ったデータ分析応答フロー。まだWAFログの分析しか実装できていないが、このあたりの仕組みについては後ほどブログで詳しく書こうと思う。ちなみに、BedrockはParquet形式に対応していないため、プロンプト内でデータ加工を工夫する必要があり、今後は、より高度な分析が可能なGrafana MCPへの移行を検討中である。

ライブアーカイブを見てもらえれば分かるが、前半はかなり緊張していて、自己紹介でまさかの名前を言い忘れるという痛恨のミスに気づき、反省点は多々ある。それでも、Amazon Security Lakeの事例紹介は少なく、会場は大盛況だった。結果的にはしっかり伝えられたので、結果オーライということにしとく。

  • ランチはハッシュドビーフ

まとめ

今回のAWS Summitでの登壇は、自分にとって非常に良い経験になった。これだけの大規模イベントで登壇する機会は、なかなかないと思うので、これ以上緊張することはない気がする。このような貴重な機会を与えてくれたファインディには本当に感謝である。

来年も登壇の機会があるかは分からないが、次はぜひ、後輩たちにバトンを渡していこうと思う。関係者の皆さん、お疲れ様でした!!


adachin

1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のインフラコンサルティングを行うほか、TechBull創業と未経験者にSREのコーチング、コミュニティ運営、Members 会員管理システムの開発をリードしている。過去には脆弱性スキャナVulsのOSS活動にも貢献。

0件のコメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください