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どうもも、Adachinです。

みなさんNagios使いこなしてますか!?

以前はZabbixを使ってましたが、

Nagios勉強しているのでoutputしますよ〜

前回はUbuntuでのインストール方法でしたが、

今回はCentosクライアントサーバでの導入方法をメモしときます。


■NRPEとは

Nagios Remote Plugin Executerの略

グローバルIPを持っているサーバとローカル間接続されているローカルサーバの橋渡しを行い、
Nagiosからではできないmysqlログイン確認など、監視を行う時に使用される。

■導入方法[dag(rpmforge)の場合]

・nagios-nrpeをインストールすると一緒にnagios-pluginsも入る。

・関連ファイルは下記に保存される


■導入方法[ソースの場合]

・ユーザの追加

・下記URLからnagiosplugをダウンロード

http://sourceforge.net/projects/nagiosplug/files/

・コンパイル MySQLやPostgresを導入した場合は対応するオプションを指定する(詳細は./configure –helpでヘルプ参照)

■nrpe導入

・下記URLからNRPEをダウンロード
http://sourceforge.net/projects/nagios/files/

・コンパイル

・起動ファイル、設定ファイルおよび、check_nrpeをコピー

・起動テスト


■初期設定

・cfgファイル設定

・コマンド定義

※OSによってプラグインの場所が違う場合があるのでテストでちゃんと確認


■監視項目

・死活監視 [PING]

PINGを1回飛ばし、平均RTTが閾値以上、またはパケットロス率が閾値以上の場合障害と判断する。
標準Critical閾値:5秒 or 80%
標準Warning閾値:3秒 or 40%

[例]

・SSH接続監視

SSH(TCP22)への接続を行い、閾値以上の接続遅延を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒(デフォルト)

[例]

・POP接続監視

POP(TCP110)への接続を行い、閾値以上の接続遅延を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒

[例]

・SMTP接続監視

SMTP(TCP25)への接続を行い、閾値以上の接続遅延を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒

[例]

・サブミッション監視

サブミッションポート(TCP587)への接続を行い、閾値以上の接続遅延を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒

[例]

・IMAP接続監視

IMAP(TCP143)への接続を行い、閾値以上の接続遅延を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒

[例]

・HTTP稼働状況

HTTP(TCP80)への接続を行い、閾値以上の接続遅延、またはステータス異常を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒、ステータス500系
標準Warning閾値:ステータス400系

[例]

・HTTPS稼働状況

HTTPS(TCP443)への接続を行い、閾値以上の接続遅延、またはステータス異常を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒、ステータス500系
標準Warning閾値:ステータス400系

[例]

・HTTP-URL監視

HTTP-URLへの接続を行い、閾値以上の接続遅延、またはステータス異常を障害と判断する。
標準Critical閾値:10秒、ステータス500系
標準Warning閾値:ステータス400系

[例]

・MySQL稼働状況(ログイン監視)

自ホストから監視アカウントでのMySQLログインに失敗した場合、障害と判断する。
標準Critical閾値:ログイン不可、10秒

・nrpe.cfg記述内容

[例]

・ロードアベレージ

CPUの処理待ちプロセス数平均値をモニタリングし、閾値以上の値を検知時に障害と判断する。
標準Critical閾値:10
標準Warning閾値:8

・nrpe.cfg記述内容

[例]

・SWAP使用率

Swapの使用率をモニタリングし、空き容量が閾値以下の場合障害と判断する。
標準Critical閾値:30%
標準Warning閾値:65%

・nrpe.cfg記述内容

[例]

・ディスク使用率

各パーティションの空き容量をモニタリングし、閾値以上の値を検知時に障害と判断する。
標準Critical閾値:95%,90%,80%

check_snmp_disk.bashスクリプトを使用しsnmp経由で監視

[例]


以上でやんす。

Nagiosはプラグイン入れていろんな監視ができるので、
とても便利ですね。
Zabbixはやれることがたくさんあって既に忘れたw

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カテゴリー: BlogCentOSnagios監視

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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