インフラメンバー(先輩)に
「sshをポートでユーザごとに制限かけれるように設定してほしい」と言われたので、
そもそもそんなことできるのか!?と自分の能力のなさに笑ってしまったので、とりあえず調べました。


■Matchってなんなの

クライアントの接続条件によって sshd の設定内容を変更するもの。
異なるポートで複数のコンフィグファイルを使用して別々にサーバを起動させないとダメなところを1つにまとめることができる。
ポート以外の条件でも異なる設定内容が使えたりなどなど。

とりあえずMatchを使えばユーザごとに制限できる!

# man sshd_configをしてみた。

訳)
マッチライン上の基準のすべてを満たしている場合には、次の行にキーワードが別のマッチライン
またはファイルのいずれかの端までのconfigファイルのグローバルセクションに設定されたものを上書きします。


■Matchで使えるキーワード

とりあえずこの6つが上書きされます。


■設定例

これでadachin、ec2-userのみsshできるようになりました!(解決)


■まとめ

ユーザごとに制限ができるので、SFTPもセキュリティー高められそう。
他にもポートだけじゃなく、ユーザグループも指定できるので、ここらへんは使い分けるといいですね。

参考:http://togakushi.bitbucket.org/build/html/OpenSSH_AdventCalendar2014/06.html


カテゴリー: BlogSSH

adachin

1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTA/TechBullで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティマネージャーとして立ち上げと運営をしている。また、過去「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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