Pocket

Adachinですっ。

今回は久しぶりにZabbixのネタなんですが、

もともとデフォルトでディスクのトータルと空き容量のトリガーなどあるのですが、

納得いかず、1から自分でテンプレート作り、ディスク使用率は出るものの、

空き容量は表示できて、トータルが出ない、でも他のサーバには表示出てるといった、

わけわからん状態が続き、そして二ヶ月の月日が流れましたw

そして、今日!ひらめきが天から舞い降り、原因が分かったのでブログします。


■テンプレートの作成

まず、デフォルトで「Template_OS_Linux」があるはずなのですが、これは

サーバのメモリとかCPUとかロアベとか基本的なサーバ情報を表示させるテンプレートで、

このテンプレートを使ってディスク監視を追加するイメージです。

僕はサービスごとに分けて使っています。

まずはディスクディスカバリというディスク系のテンプレートを作りましょう。

z01

ディスカバリルールを以下の様に記入します。

z02

フィルターも以下の様に記入します。

z03


■アイテムのプロトタイプの作成

ここではディスクのトータルや空き容量などを表示させるようにします。

z04

ディスクトータルの設定を以下の様に記入します。

注意するのはデータ型を数値(整数)にし、データの形式を10進数にします。単位は空白で。

z06

 

ディスク空き容量も同じように記入します。キーfreeにするくらい。

z05


■トリガーのプロトタイプの作成

ここではアラート系ですね。

ディスク容量が75%以上になるとアラート出すようにしています。

z07


■グラフのプロトタイプ

トータルディスク容量と空き容量をグラフで表示させましょう。

グラデーションにして分かりやすくなどなど。

z08


■確認

できたあああああ

z09


■まとめ

なにが原因だったのか。
アイテムのプロトタイプの設定で、浮動小数点にし、符号(バイト)と指定すると
値がオーバフローしてグラフ表示が出なくなってたみたいです。
そもそもググると浮動小数でやってる人がいるんだけどな。。。
バージョンによりけりかな。(ちなみにバージョンは2.4です)

参考:http://serverfault.com/questions/439865/zabbix-not-getting-data-for-one-filesystem

Pocket

カテゴリー: BlogZabbix監視

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

0件のコメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください