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最近、社内でチームワーク力や業務の進め方に成果が出ないのを感じているので、アジャイルやスクラムを導入したいなと思い、昔センパイにもらった情報と自分なりのメモをまとめてみました。

2年前くらいにサイバーさんにて「Agile Samurai Base Camp 2014」に行ってきましたが、ほとんど忘れております。ちなみに友人の会社ではカンバン方式を導入して付箋をホワイトボードに貼るやり方にしてから、チームとのコミュニケーションもしやすくなっていいよ!となっているそうです。

[2014/4/25]Agile Samurai Base Camp 2014に行ってきた


■アジャイルとは[Agile]

アジャイル開発の第一人者である平鍋健児氏による

簡単な図が紹介されてます!こちらを見ていきましょう。whereisyouragile

・ライトウィング

CIを中心とする技術的なプラクティス。「動いているシステムを壊さずに、高速に、着実に、製品をインクリメントしていく」技術。
「開発環境」の整備としています。

・レフトウィング

プロセス的なプラクティス、および、コミュニケーションやモチベーションに属する人間系のチェンジ「チーム環境」の整備と読んでいる

ライトウィングは今のところいいかなと思う。レフトウィングを何とかしたいところ。こんな感じでアジャイルのゴールを前にいろいろと考えなくてはいけないところ。ここらへんはマネージャーとかが進行していくのが相応しいと思う。

参考:アジャイルの方向性 http://www.publickey1.jp/blog/12/2_7.html


■スクラムとは[SCRUM]

スクラムはアジャイル開発手法の1つで、「柔軟かつ全人的なプロダクト開発ストラテジーであり、共通のゴールに到達するため、開発チームが一体となって働くこと」とされています。スクラムはフレームワークであり、スクラムガイドというスクラム標準の定義もあります。その中でもカンバン方式は有名なので以下で説明します。

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スクラムを前に進めるために

 1. 不安定な状態を保つ

  メンバーには高い自由裁量と同時に、極端に困難なゴールを与える

 2. プロジェクトチームは自ら組織化する

  設立したばかりの企業のように、「情報ゼロ」の状態から始めると、
メンバーは自律
自己超越、相互交流をおのずと始める

 3. 開発フェーズを重複させる

  開発フェーズを重複させることで、「分業の共有」という状態を作り出し、メンバーは
        プロジェクト全体に責任感を持つようになる

 4. 「マルチ学習」

  メンバーの学習は、職位と機能の2つのレベルで行われる

 5. 巧みにマネージする「マルチ学習」

  放任せず、自己管理、メンバー間管理、と愛情による管理を強調する

 6. 学びを組織で共有する

  過去の成功・失敗からの学びの習得・忘却を組織内で浸透させる

・参考

Rubyビジネスモデル研究実証事業「成果報告書」
http://www.tpj.co.jp/ruby/report/preparation.html

「10分でスクラム」、アジャイル開発の「スクラム」に興味がわいた方へ
http://www.publickey1.jp/blog/11/10_5.html

スクラムの原典を読み解く(1)
http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/06/origin-of-scrum-reopened-1.html

スクラムの生みの親が語る、スクラムとはなにか?

 たえず不安定で、自己組織化し、全員が多能工である ~ Innovation Sprint 2011(前編)

http://www.publickey1.jp/blog/11/_innovation_sprint_2010.html

http://www.publickey1.jp/blog/11/10_innovation_sprint_2011.html


フロネティック・リーダシップ

 倫理の思慮分別を持って、その都度の文脈で最適な判断・行為が出来る実践知。

 1. 「善い」目的を作る能力

 2. 場をタイムリーに作る能力

 3. ありのままの現実を直観する能力

 4. 直観の本質を概念化するの能力

 5. 概念を実現する政治力

 6. 実践知を組織化する能力

・参考

アジャイルモデリングへの道
http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/IntroASDooSquare/chapter2/IntroScrumCaseStudyMay2005.html

[Agile]Scrum概要早わかり(資料・動画)
http://www.ryuzee.com/contents/blog/3138

[Agile]Scrumの流れをイラスト1枚で説明した資料
http://www.ryuzee.com/contents/blog/3629

[Agile]Scrumを1枚で説明する資料7選
http://www.ryuzee.com/contents/blog/4789

[勉強会][Scrum]『第23回すくすくスクラム ~Scrum の概要~』に参加してきた
http://d.hatena.ne.jp/absj31/20110527/1306518557


ストーリは三幕構成で

 1. <役割>として 

 2. <機能や性能>が欲しい

 3. それは、<ビジネスの価値>のためだ

 1. As [roal]

 2. We want [function]

 3. That is to [business vaule]

Independent

Negotiable

Valuable

Estimatable

Small appropriately


9つの分割パターン

 1. ワークフロー分割

 2. ビジネスルール分割

 3. 主要作業分割

 4. シンプルと複雑を分割

 5. データの種類で分割

 6. データ入力方法で分割

 7. 機能レベルで分割

 8. CRUD分割

 9. スパイクに分割image002image005_lg

・参考

事例研究:Dutch Railwaysのプロジェクトにおける分散拠点でのスクラム・プロジェクト
http://www.infoq.com/jp/articles/dutch-railway-scrum

法令遵守を意識したアジャイル
http://www.ibm.com/developerworks/jp/rational/library/rdm/doors/compliant-agile-medical-device/


■カンバン方式

※役割を決めましょう

【プロダクトオーナー】
プロダクトオーナーは、そのプロダクトについて何をどの順番で作るのかについてまとめる人

【スクラムマスター】
スクラムマスターは、プロジェクトへのスクラムの導入や、スクラムフレームワークの説明、教育などを行い、開発チームが独自のプロセスを構築する手助けをする人

【開発チーム】
開発チームはプロダクトバックログアイテムを開発し、デリバリーすることに責任を持つ。開発チームは動作するソフトウェアを高品質に開発できす技術が必要となります。また、開発チームのメンバーは、10人以下であることが望ましいです。大人数である場合には、スクラムチームを分割しましょう。

【スクラムチーム】
スクラムチームは上述した、プロダクトオーナー・スクラムマスター・開発チームのこと。

Lean_Kanban

■How To

・ かんばん(ホワイトボードとか)をbacklog, todo, doing, review, doneみたいに分ける。
・backlogからその週やる分(週じゃなくても一定の期間でいい)をtodoに移す。
・各メンバーがdoingに持って行って作業、作業したらreview、みたいに流れを作ってく。

これらにいろいろルールとかタスクにポイント振ってバーンアップチャート作ったりいろいろ肉付けしていい感じにしていきます。

Redmineのプラグイン、Trelloなどありますが、アナログの方が「やったほうがいいけど優先度は低い」などのタスクを見える化したほうが
忘れずに取り掛かれるなど、チームのコミュニケーションをたくさん取れるからデジタルより全然いいそうです。(マネージャーやエンジニアへ)

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■まとめ

結局、チームとして効率よく業務が進められない、コミュニケーションもしにくいとなってしまうと、モチベーション、やる気、なんのために仕事しているのか、自分の目標を見失うかもしれません。なのでアジャイルやスクラムを導入することで、可視化され、目標が定まるのではないかと思います。

そういえば、ペパボのあんちぽさんがスクラムの書籍出してるので読んどこう。(スクラムマスターへ..)

・書籍 https://goo.gl/BpG42x

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adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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