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以前ECS/Fargateのコンテナリソースをモニタリングするブログを書きましたが、今回はその上で動作しているAPMでRailsアプリをモニタリングしてみました。設定等ハマりましたが、非常に簡単です。では紹介していきましょう。ちなみにAPMの略はApplication Performance Monitoring」です。

[AWS][Terraform]ECS/FargateをDatadogで監視してみる


Amazon Fargate/トレースの収集

https://docs.datadoghq.com/ja/integrations/ecs_fargate/?tab=fluentbitandfirelens#%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%8F%8E%E9%9B%86

・上の手順に従ってタスク定義に Datadog Agent コンテナを追加し、追加の環境変数 DD_APM_ENABLED を true に設定し、ポートマッピングでホストポート(8126 と tcp プロトコルを使用)を設定します。


・現在のセットアップに基づいてアプリケーションをインスツルメントします。


・アプリケーションが Datadog Agent コンテナと同じタスク定義内で実行されていることを確認します。

まずはTerraformAppコンテナのタスク定義内port 8126DD_APM_ENABLED true を追加しましょう。

  • files/task-definitions/app.json

  • Ruby アプリケーションのトレース

https://docs.datadoghq.com/ja/tracing/setup/ruby/#rails-%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88

Gemfileにddtracedatadog.rbを作成してトレースするようにデプロイしましょう。

  • Gemfile

  • config/initializers/datadog.rb


APM/Services/Traces

Servicesからはアプリのリクエスト数、レイテンシー、エラーなどが全て可視化されます。もちろんここからMonitorも設定ができるのでアラート設定もできます。

MySQLでは実際動作しているクエリがリアルタイムに確認することができます。なのでこのクエリが重いというのもボトルネックが素早く確認できるので良き!

Tracesではアプリケーションステータスコードの一覧をリアルタイムで確認することができます。例えばErrorのみを表示させたり分析することができます。


まとめ

Datadogのドキュメントを理解するのに時間かかったのと、ドキュメントを見る場所が違ったりして、まあハマりました….APMではより細かくトレースできたり加工することもできるので後で試すぞ!

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カテゴリー: DatadogRails

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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