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画像はGoogleデータセンターでございます。

今回は以下のグラフを見て欲しいと思う。
あるサーバはbondingをされており、eth0が落ちてもeth1に切り替わるように冗長化をしているのだが、
なんとeth0のパケットがまったく出ていなかったことに気づいた。(気づいてよかった。。)
なので調査とまずはbondingとは何かから説明していきたいと思う。
※ちなみにCentOS6です。

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■bondingとは

ボンディング(bonding)を使うことでNICの冗長化、
負荷分散ができる。
ケーブルが断線して、間違えて抜いてしまってもオールライト。
図としては以下が分かりやすいと思う。
今回はこのeth0がおかしいというお話。
20061002131919


■調査してみた

・パケットの確認

sarコマンドで実際パケットがどのくらい出ているのか確認できる。
eth0だけ0って….
eth1のみ機能している感じ。

・ifconfで確認

eth0ないやないか!

・bondingの確認

むむむ?
普通ならPrimary Slaveがeth0になるんだが、Slaveが全部
eth1っておかしい….

・Nicの確認

あれ特に異常はない!?
設定間違ってるところはなかった。。
もしやLAN抜けてるとか断線してるとか!?


■データセンターに行ってみた

eth0のLAN差込口が点灯していない!
よっしゃー引き抜いて新しいLANと交換しよう!

からのまったく反応せず。。

network再起動すると、
eth0なんかおかしいぞとエラーが出た。
(エラー名忘れたdiffrentなんちゃら)

まさかと思い、
NICのHWADDR(MACアドレス)を確認したところ・・・

・・・・

全然違ったw

MACアドレスを変更し、network再起動したら
パケット来てグラフ来ました。
もちろんifdown eth1とやるとeth0にパケットきました。


■まとめ

構築時に確認が必要なのと、
bondingの設定が問題なければMACアドレスが正しいか疑おう!w
てか別にMACアドレス書かなくてもいいんじゃないの!

参考:http://d.hatena.ne.jp/sen-u/20061002/p1
http://qiita.com/ShingoOikawa/items/dfc0d9a06b705fe0c289

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カテゴリー: BlogCentOSNetwork

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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