はじめに
まさか抽選が当たるとは思わず驚いたが、ゆるSRE勉強会 #12で15分枠の登壇をしてきた。今回のテーマは「SRE乗り越え体験まつり 〜聞いてくれ俺の武勇伝〜」ということで、話す内容は、技術的負債ネタ一択!と心に決めて臨んだ。早速ブログしていこうと思う。いつも通りゆるくな!
イベント概要
https://yuru-sre.connpass.com/event/360950/
- 2018年〜 Yahoo LODGE
20代の頃はLODGEにむちゃくちゃ行っていたが、7年ぶりに行ってきた。けんさくくんとえんじんくんは相変わらずで、永田町から向かったのだが、南北線を通り、端から端まで徒歩10分くらい歩くということを思い出し、懐かしさを感じた。現地までむちゃくちゃ歩くので、赤坂見附から行くことをオススメする。(エモい)
会場スポンサーLT :『オブザーバビリティコミュニティの近況報告』
- Masaki Sugimotoさん X(旧Twitter): @msksgm
Observability Conference Tokyo 2025というオブザーバビリティについて語り尽くすイベントが10/27に開催されるとのこと。プロポーザル募集しているので、応募してみるか!?
技術的負債で信頼性が限界だったWordPress運用をShifterで完全復活させた話
- Adachi.Ryoさん X(旧Twitter): @adachin0817
Shifter使ったことある方いますか!?と質問してみたが、数人だけだったので、出番有りだった。WordPressの運用に悩んでいるエンジニアさんはぜひ利用してみてほしい。移行したあとはほぼ放置なので、非常に助かっている。また、ウケが良かったDevinで自動運用した話も@kouzyunJaがLTしてくれるはずなので期待。ありがとう!デジタルキューブ社!
Enablingについに成功した話
- ササキさん X(旧Twitter): @_kei_s
自分も横断SREなため、1年やってみて、サービスが増えるたびにチームの負荷が集中されてしまうデメリットを最近感じる。新しいチームはEnablingしていき、Embedded SREになるように担当者を分けるのがベストな気がしてきた。また、横断SREはEnablingやEmbeddedのための施策を企画・推進する立場になるのが望ましいと感じている。
EOLを迎えたベースイメージで動く属人化したnginxプロキシを無停止移行した話
- すみやさん X(旧Twitter): @egusumi1219
こういう負債話は大好きだが、SREはモダン化を推進するスペシャリストだと思っている。ブラックボックス化されたシステムには、自身のリバースエンジニアリング力やソフトスキルを存分に発揮する必要がある。つい退職者のせいにしがちだが、エンジニア組織全体で把握し、レビューを行う体制が不可欠だと感じた。今回シンプルな構成に改善できていて、Good Job!!
o11yツールを乗り換えた話
- 福本隆弘さん X(旧Twitter): @tak_0x00
そもそもオブザーバビリティを文化醸成するためには、コストがかかる前提だが、外資系モニタリングサービスはどうしても高くなる傾向になる。PHPでDatadog APMが導入できなかった件は謎だったが、NewRelicでAPMが利用でき、アカウント課金へ変わったとのことでLGTM!
LLM機能を支えるLangfuse/ClickHouseのサーバレス化
- 上原 佑介さん X(旧Twitter): @m_on_yu
最近うえさん何をやっているのか非常に興味深かったが、LLMOpsの基盤周りを構築していたとのこと。LangfuseはLLMアプリからメトリクスやトレースを取得し可視で、オブザーバビリティ/トレーシングツールだそうだ。ClickHouseは列指向型データベースなので、RedShiftやBigQueryに近い感じ。この2つのサービスが運用的に推奨されているとのこと。ECS/Fargateで構築した話はまさに偉業だったが、パフォーマンス低下の原因がEFSのバーストモードにあったという件が印象的だった。確認してみると、TerraformでEFSの初期設定がBurstingになっているのは盲点だったとのことで、その話を聞けて良かった。
新卒がSRE作ってみた
- ひびきさん X(旧Twitter): @expected_token
うーてんくん新卒でSREリーダーやっているとのことで、バイタリティがすごい。文化醸成はもちろんのこと、技術もレガシーとのことで、やることがたくさんあって次回のアウトプットを楽しみに待っている。
まとめ
前回はAIで今回はやりきり話ということで、SREの大変さがしみじみと伝わった勉強会だった。ちなみに自分はAWS Summitでの登壇後から全く緊張しなくなったので、経験って大事。運営チームのみなさんいつも感謝!
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