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Auroraのみのお話なのですが、あるDBを検証用として使用する場合、簡単に複製できればいいなと思うものです。そこで!クローン機能を使えば簡単に本番DBの複製が可能です。今回初めて触って感銘を受けたので、まずは細かい機能のお話からしていきたいと思います。


■Aurora DB クラスターでのデータベースのクローン作成

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/Aurora.Managing.Clone.html

■目的/動作

  • 稼働環境で影響を及ぼさないために役に立つ
  • スキーマの変更やパラメータグループの変更など、変更の影響を試したり評価したりする場合
  • データのエクスポートや分析クエリの実行など、大量のワークロードを扱うオペレーションを実行する場合
  • 開発やテストの目的で試験的な環境で本番稼働用の DB クラスターのコピーを作成する場合
  • クローンはレプリケーションではないので元DBに変更があってもクローン先は更新されない

■制約

  • AWS リージョンをまたぐクローンデータベースは作成できない
  • 1 つのコピーから最大で 15 までのクローン作成に制限
  • アカウント間でのデータベースのクローン作成はサポートされていない
  • 異なるVPCのサブネットは同じアベイラビリティゾーンにマッピングする必要があり

あくまで、使用目的としては検証用やRead only用に使うのがふさわしいです。もちろん独立して動いているのでクローンは全く別DBとなります。


■早速試してみる

・クローンの作成

・DBインスタンス識別子

・ログのエキスポート

・待つ

数分後…

基本元の設定とまったく同じなので、迷わずポチリまくりましょう。もちろんインスタンスタイプも応じて変更できます。


■確認

とりあえずテーブルの容量が同じだったらOKなので確認すると、

・元DB

・クローンDB

まったく同じ


■まとめ

すばやく複製されるのはめちゃくちゃいい!!しかも本番DBと同じデータ容量を使用した検証などもできるので、不具合があった場合切り戻しも可能なのは素晴らしい!スナップショットは定期的に消さないとコスト上がりそうですね。

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カテゴリー: AuroraAWSMySQL

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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