Docker for Macで久しぶりにAlpine LinuxをベースにDockerfileを作ってみました。
Alpineだとほぼ何も入っていない軽量OSなので、ハマった点をいくつか紹介したいと思います。


■Environment

■インストール

  • Go1.11.1
  • Nginx

各ミドルウェアやアプリケーションはservice.shで立ち上がるようにしました。Alpineの起動スクリプトはopenrcを使えば可能です。しかし軽量化となると無駄なパッケージは入れたくないものです。(以下前回のブログより)

[docker]Alpine Linuxの初期設定とnginxを動かしてみた


■Dockerfile

AlpineでGoとなるとglibcが必須となります。(以下URL参考)ですが、Alpineはapk install glibcしてもインストールできないので、wgetでリポジトリを取ってきましょう。他にも、go getで何度もRUNするよりも、複数パッケージを並べて書いたほうが高速にダウンロードできます。(10秒くらい違う) 他にもnginxのpidファイル格納しているディレクトリがなかったりなどトホホ。。。

http://golang.jp/install

・service.sh

・adachin.conf

goはUNIXドメインソケットで動かすようにしています。

・docker-compose.yml

docker-composeでビルドします

・ps aux

ちゃんと立ち上がってますな!!


■まとめ

Alpineは何も入っていない!!!が!!パッケージが少ないことで脆弱性対応も少ない!!
ちなみにMysqlインストールしようとするとmariadb (10.2.15-r0)が入る。

カテゴリー: Alpine LinuxDockerGoNginx

adachin

1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTA/TechBullで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティマネージャーとして立ち上げと運営をしている。また、過去「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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