ポケモンマスターではないけどCouchマスターのAdachinですっ。

前回のCouchbaseのお話はdockerでの構築方法をブログしました。

Couchbaseってなんぞやという方は以下のブログで説明してるのでぜひ!(相変わらずリンクデカイ)

[Docker-machine][Docker]速攻でCouchbaseを構築してみた

今回はCouchbase3系から最新の4.1.0にバージョンアップする方法をブログします。

そもそもCouchbaseはクラスターなので、一台落ちても大丈夫なような構成となっています。


■簡単な手順図

couch

やり方としてはローリングアップデートするしかありません。

一台抜いて、バージョンアップして、設定して、Addする。

node数多くなったらめんどくさい。。。20台とかなったらマジツライ。

1から説明していきましょう。


■手順

①Fail OverしてRebalance

Couchbase管理画面からポチポチやるんですが、
Fail Overって障害時にそのnodeから安全に抜いて、
あたかも問題ないように見せます。
その際にRebalanceすることで他のnodeが頑張ってマージしてくれます。
つまりFail Overしたものはデータ消してもOK。(クラスターのため)


②Couchbase4系にアップデート

・CentOS6.8で行いました

たまにyum remove出来ないことがあるので、その時は
rpm -e couchbase-server-communityで消します。


③初期設定

http://<ipアドレス>:8091にアクセスします。

・couchディスクの指定

今回は/data/couch/couchbase/dataにしました。
基本他のnodeと同じように設定してください。
新規でnode追加する場合は、一旦そのディレクトリをサーバで作って、権限をcouchbaseにしないと、
先に進められません。

・Data RAM Quotaの設定

c01

Couchbase4系になってからIndexとQueryの設定がカスタマイズできるようになりました。
自分は設定上、Data RAMのサイズを3系でほぼMAXにしてしまったため、Addできないぜ!となってしまったので、
一旦、管理画面のData BucketsにあるPer Node RAM QuotaサイズとCluster RAM Quotaサイズを減らしました。

・Memory Sizeの設定

c02

こちらは特に変更しないのでデフォルトでOKで先に進み、パスワード等設定します。


④AddしてRebalance

c06

IPとアカウント名パスワードを入れてAddしてRebalanceします。


⑤繰り返し

がんばって上記と同じように他のサーバにも設定します。


■まとめ

参考になるものがなかったので大変でしたが、
4系でどんな機能が増えたのかまったく調べてなかったので、
あとで追記しときます。
しかしCouchbaseもっと知れ渡ってもいい気がする…
Redisはレプリケーションだし、クラスターの方がいいと思うんだけど、
Redisで十分なのかな…


カテゴリー: BlogCouchbase

adachin

1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTA/TechBullで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティマネージャーとして立ち上げと運営をしている。また、過去「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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