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久しぶりにAnsibleのお話なのですが、重宝するマジック変数のinventory_hostnameを紹介します。約8種類くらい変数があるのですが、inventory_hostnameを使えばもっとコードもキレイになるはず。


■そもそもマジック変数とは

「定義済み変数」で、主に、インベントリ(hostsなど)に関する情報を元に変数化します。


■inventory_hostnameについて

インベントリに書かれたホスト名を参照して変数化してしまいます。実際に例を出してみます。conf系設定ファイルがサーバ毎に違った場合によく使うかと。以下にplaybookの階層を貼っときます。そもそも自分はサーバ毎にわざわざwith_itemsでこのサーバにはこのファイルを指定!他のサーバにはこのファイルを指定!みたいなことを書いていくと可読性が悪くなります。ここらへんを変数化したいなというわけでこいつを使うわけです。


■階層

・hosts


■inventory_hostnameを使わないコード


■inventory_hostnameを使ったコード

定義済み変数によってwith_itemsが一行になり、キレイに


■inventory_hostnameでansibleを実行

ちゃんと変数化されてweb2台とも別々に反映された!


■まとめ

他のマジック変数いろいろ試してみよう。infrastracure as a Code!!!!ちなみにconfファイルなどにも指定すれば変数として使える。楽だ。

参考:http://docs.ansible.com/ansible/playbooks_variables.html#magic-variables-and-how-to-access-information-about-other-hosts

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カテゴリー: Ansible

adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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