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Adachinですっ。

インフラの友人が「Alpine Linuxの勉強会が渋谷であるんだけど行かないか?」と誘ってきたので、

仕事帰りに行ってメモ取ってきました。

下記イベント詳細:Alpine Linux Meetup Tokyo #1

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■Alpine Linuxとは

読み方は「アルパイン」です。
musl libc、BusyBox をベースに構成されているやたら軽量でセキュアなLinux(組み込み系にも最適)。
LinuxではCentOS、Ubuntuが非常に有名ですが、なんでAlpineが最近熱いのか!?
それはこんな記事からだったのです・・・(下記にてリンク飛べます)

Docker Official Images are Moving to Alpine Linux

元々、Dockerのイメージファイルは圧縮されてかなり少ないイメージになっているんですが、
どうせならAlpine Linuxにしちゃおうぜ!となり、計画中と発表されましたが、既に切り替わっているようです。
そんなわけで、IT業界ではお祭り騒ぎになっているわけです。

というわけで、今後もしかしたらAlpineに切り替わるかもしれないので勉強がてらDockerに入れてみました。


■Docker Hub

DockerHubにAlpineのイメージファイルが上がってるんですが、
2つあってどれを使えばいいのかわからん!
勉強会でどっちを使えばいいのか教えてくれました。

https://hub.docker.com/_/alpine/

こちらは公式。
apk-installコマンドがバンドルされてない。

https://hub.docker.com/r/gliderlabs/alpine/

apk-installコマンドがバンドルされている。

これくらいなので、gliderlabsでもOKです。結局同じですw
apk-installについては以下で説明します。


■Alpine Linuxパッケージマネージャコマンド

・パッケージ追加/バージョン指定/パッケージ群をまとめて別名に

・パッケージ削除

・アップデート

・アップグレード

・インストール後にゴミを消す

ここらへんをよしなにやってくれるのがapk-installコマンドなのです。


■ちょいと動かしてみた

約5MB!?驚異的な軽さだ。。
ちなみにISOだと83MBだそうです。

なんとAlpineはbashでなくsh(ash)だということを気をつけよう!!!
bashが必要ならインストールしよう。

コマンド系は/bin/busybox (単一バイナリ)のシンボリックリンクになっている。


■cyberの@stormcat24さんより

実際に本番運営(xxxx FRESH!)をしている。
すぐ動画系のあれだと気づいた。
ECS(dockerに最適なEC2)とNginxで動いており、特に問題なく動いてるそうです。(すげえ。)


■@tonymorrisjpさんより

自作サーバにAlpineいれてdesktop環境が作れなくて断念したという話が会場でウケて爆笑した。
非常に市場価値があるなど。


■Amazonの人

実作業でECS使ってdockerにAlpine入れてゴニョゴニョしてた。
パワポ配布されてないかな….


■まとめ

勉強会の雰囲気は最高で現地に迷ったが会社の近くで笑った。
自分自身Alpineを使っていなかったので、勉強になった。
とにかくイメージは軽さは正義であることと、
管理画面とかwordpressとかAlpineでもいいんじゃないかと感じた
次回もこの勉強会に参加していこうと思う。

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adachin

1989年生まれのSRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWS/Azureでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、Kubernetes保守、インフラコード化、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化などを担当している。個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のSREインフラコンサルティングやMENTAで未経験者にインフラのコーチング/コミュニティの運用を実施している。また、「脆弱性スキャナVuls」のOSS活動もしており、自称エバンジェリスト/技術広報/テクニカルサポート/コントリビュータでもある。

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